『野草』第114号(2025年3月)
編集:大東和重・島由子
【追悼・是永駿先生】
■ 言語の格子を通り抜けるーー是永駿を記念してーー
北 島 1
■ 尽きせぬ思い 詩にありーー是永駿氏を心よりしのぶーー
王 中忱 11
■ 是永駿先生を悼む
青野 繁治 21
【小特集・詩歌】
■ 雑誌『現代』の肌理ーー同誌掲載詩と穆時英小説の詩的な文体ーー
田中 雄大 24
■ ある癩者の詩と死ーー林八郎論序説ーー
星名 宏修 52
■ 組詩「城」と顧城の後期詩的言語ーー「徳勝門」を例にーー
島 由子 75
【論文】
■ 清末における「女工」をめぐる言説と想像
ーー政治小説『中国新女豪』と『女子権』を中心にーー
陳 敏 101
■ 凌叔華のモダニズム
ーー短篇「無聊」のマンスフィールド受容と中英文体比較ーー
阿部 沙織 126
■ 弱者男性のアイデンティティ探求
ーー蕭紅「馬伯樂」を中心にーー
許 可 149
■ 「國」の服を脱ぐ
ーー陶晶孫晩年の小説における日本人像ーー
喬 亞寧 172
■ 『野草』第113号合評
永井英美・趙偵宇・河村昌大・三木直大 193
■ 投稿規定
表紙裏
■ 例会記録
210
■ 会報目録
212
■ 野草漫語
214
■ 『野草』第112号正誤表
裏表紙裏
2025年6 月例会のお知らせ
日時:6月 29 日(日)
場所:同志社大学今出川キャンパス 寒梅館6F会議室
金スンオグ
◯“抗美援朝”期の丁玲:二つの散文について
陳雨萌
◯満洲国作家の目に映る「文明」の葛藤――古丁の『新生』を中心に
アクセスについては下記 URLかQRコードからご確認ください。
https://kandai-merise.jp/access/

2025年度5月例会
⽇時:2025 年 5 ⽉ 25 ⽇(⽇)13:30〜
会場:関⻄⼤学梅⽥キャンパス 701 号室 (⼤阪市北区鶴野町 1 番 5 号)
賈 海濤
◯『繁花:批注本』の「解説」にみる⾔語内翻訳ーー『流動と混在の上海文学』の視座を広げて
濱⽥⿇⽮
◯脱ぐ⼥を覗くとき、脱ぐ⼥もまたこちらを覗いているーー孫頻と魏思孝、新地⽅⽂学から新「⾵俗」を考える
アクセスについては下記 URLかQRコードからご確認ください。
https://kandai-merise.jp/access/

2025年度4月例会
総会及び講演会を開催します
日時:4月27日(日)13:30~
場所:同志社大学室町キャンパス 寒梅館6階大会議室
① 総会13時30分~
② 講演会15時15分~
*講演会のみzoomを用いたハイフレックス開催
講演者:小栗宏太
(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所ジュニア・フェロー、東京外国語大学博士)
借りた場所、借りたメロディ
――個性なきローカル音楽としての香港粤語流行曲(カントポップ)
*zoomのURLは別途「野草ZOOM例会メーリングリスト」で配信します
*ご参加の際には本名をご掲示ください。本名の掲示がない場合ご退出いただきます。
*新著『香港残響――危機の時代のポピュラー文化』(東京外国語大学出版会、2024
年)を読んでから参加するとより理解が深まります。
『香港残響 ――危機の時代のポピュラー文化』
2025年3月例会
【日時】2025 年3 月30 日(日)13:30 より
【場所】大阪大学箕面キャンパス 523+524 講義室
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/top
※御堂筋線箕面船場阪大前駅すぐの大阪大学箕面キャンパス三階エントランスよりご来場ください。
【例会内容】
陳 敏 ◯ 老いとケア:女性労働者のその後――イーユン・リー「あまりもの」をめぐって
黄嘉慶 ◯ 重層的経験構造:「吶喊・自序」論
2025年1月例会
【日時】2025年1月26日(日)13:30より
【場所】関西学院大学大阪梅田キャンパス1005号室
【内容】
胡勝「蕭紅「亜麗」偽作考:『大滬晚報』と1936年上海文壇に関する考察」
藤井得弘「劉半農と探偵小説」
11月例会のお知らせ
【日時】2024年11月24日(日) 13:30~
【開催方法】ZOOMによるオンライン開催
*zoomのURLは別途「野草ZOOM例会メーリングリスト」で配信します
【内容】『野草』113 号合評会
2024 年 10 月例会
10 月例会
香港社会特集
10/27(日)13:30-17:00 ハイフレックス開催
関西学院大学梅田キャンパス1005 号室+ Zoom
「広東語とは何か~漢語系諸語における特異な存在」
*新著『広東語の世界――香港、華南が育んだグローバル中国語』(中公新書、2024年)を読んでからご参加いただくと理解がいっそう深まります
滞在報告
「香港のもう一つの顔~新界・大埔滞在記」