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中国文芸研究会の紹介


【研究会について】

  1. 中国文芸研究会の概要
  2. 会則
  3. 総会

【研究会について】

Ⅰ.中国文芸研究会の概要

【中国文芸研究会の設立】

 「文芸研」、あるいは「野草の会」の略称で親しまれている中国文芸研究会の歴史は、その前身である「新中国文学研究会」の設立に遡ります。1969年3月、関西在住の若手研究者たち6、7名によって結成された「新中国文学研究会」は「新中国文芸論争年表」の作成を目的として組織されたもので、翌1970年6月には「中国文芸研究会への参加の呼びかけ、会則(案)」が発送され、本格的な設立準備が始まりました。「文学」ではなく、あえて「文芸」という言葉を用いた背景には、メンバーの多岐にわたる知的関心を表明する意図がありました。
同年11月3日、京都教文センターで中国文芸研究会の創立総会が開催され、相浦杲が初代代表に就任しました。会員数60名からのスタートでした。

【例会】

「中国文芸研究会」発足後は月に1度程度の頻度で、京阪神を会場に例会が開催されることになりました。これは、会の正式な設立から45年以上経った現在でも踏襲されています。
設立当時の例会会場は現在のように固定されておらず、前大阪外国語大学中国語研究室の共同研究室や、メンバーの自宅などで開催されていました。その後、奇数月に大阪経済大学、偶数月に京都・白雲荘が会場となりました。
2007年からは、奇数月に関西学院大学大阪梅田キャンパス、偶数月に同志社大学今出川キャンパスで開催しています。

■■■過去の例会情報一覧(1997〜)

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【機関誌『野草』と『会報』】

機関誌『野草』は、設立総会に先立つ1970年10月に創刊号が刊行されました。第二次オイルショックや会の財政難、印刷所の倒産など、幾たびの困難を乗り越え、『野草』は現在も年2回の発行を保っています。
『野草』刊行後の「合評会」は、本会の特徴の一つです。各論文の著者と評者が直接意見を交わして論文の完成度をさらに上げる「合評会」は、若手・ベテラン、専門・門外漢の垣根を越え多角的に議論を重ねることで研究のさらなる高みを目ざす教育的なシステムとしての役目を担っています。
このほか、草創期は『文芸研究会ニュース』、1974年5月からは『中国文芸研究会会報』が発行され、エッセイや例会記録、連載、そして交流情報などを掲載しています。『中国文芸研究会会報』は、第50期、第100期、第150期、第250期、第300期、第400期に特別記念号が発行されました。

■■■『野草』目次一覧(創刊号〜100号) / ■■■過去の会報目次(1996〜2021)

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【夏合宿】

夏合宿は、中国文芸研究会の伝統あるイヴェントの一つです。毎年夏に関西近郊の保養地などで二泊三日にわたり開催される夏合宿では、小特集を組んだり、普段例会になかなか参加できない遠方の会員に多数参加を呼びかけたりするなど、通常の例会とはまた異なる雰囲気の下、交流を深めます。合宿の様子は直後の『中国文芸研究会会報』に掲載されます。

■■■過去の夏合宿情報(2003〜2019)

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【文芸研の現在の活動】

1991年、第二代代表として太田進が、2013年には第三代代表として北岡正子が就任しました。会員数もコンスタントに増加し、1990年代半ば以降現在にいたるまでおおむね250名前後で推移しています。
この間、中国文芸研究会は日々の研究会運営の他に、さまざまな活動を行ってきました。それらはおおまかにいえば、出版事業、IT化、そして有志による各種研究活動の3点に集約できます。

〈出版事業〉
中国文芸研究会はさまざまな種類の書籍を出版してきました。それらは、書籍や雑誌の復刻・資料集成・解題、そして参考書・研究論文集に二分できます。これまでの主な刊行物としては、以下のものがあります。

・復刻版・資料集成・解題など
◎中国文芸研究会編『人民文学総目録・著訳者名索引』(采華書林、1980年)
◎茅盾『走上岗位』(中国文芸研究会、1982年)
◎清末小説研究会編『清末民初小説目録』(中国文芸研究会、1988年)
◎松村昂『清詩総集131種解題』(中国文芸研究会、1989年)
◎李輝『文壇悲歌 : 胡風集団冤案始末(野草研究資料叢書1)』(中国文芸研究会、1989年)
◎重慶師範学院中文系編『戦国派資料 : 国統区文芸資料叢編(野草研究資料叢書2)』(中国文芸研究会、1991年)
◎中島利郞編『西川満全書誌 : 未定稿』(中国文芸研究会、1993年)
◎『今天(1978-80)』(中国文芸研究会、1997年)

・参考書・研究論文集など
◎中国文芸研究会、咿唖之会共編『中国近現代文学研究ガイド : これでキミも論文が書ける!?』(中国文芸研究会、1985年)
◎高島俊男、玉木瑞枝、 辻田正雄『中国「新時期文学」の108人』(中国文芸研究会、1986年)
◎中国文芸研究会編『原典で読む図説中国20世紀文学 : 解説と資料』(白帝社、1995年)
◎太田進先生退休記念中国文学論集刊行委員会編『太田進先生退休記念中国文学論集』(中国文芸研究会、1995年)

〈IT化〉
中国文芸研究会はインターネットが一般に普及した直後の1998年よりウェブサイトを開設し、各種情報を発信し続けてきました。現在、当会のウェブサイトでは過去の『野草』や『中国文芸研究会会報』の目次、例会や夏合宿の情報など、さまざまな情報がアーカイヴされています。
2003年からは『中国文芸研究会』をPDF化した「メールマガジン」版を発行し、希望する会員に電子メールを用いて配信しています。
このほか、研究会内外のさまざまな情報を共有するための「野草メーリングリスト」、会員が刊行した研究論文や書籍情報の共有ツール「交流データベース」(https://c-bungei.jp/koryu/)も運営されています。

〈各種研究活動〉
年10回の例会と夏合宿以外にも、有志による積極的な研究活動が盛んに行われています。長年にわたり続いている「書評の会」、大型の外部資金を獲得し国際的にもインパクトのある成果をあげた「漂泊研究会」のほか、学習用書籍を勢力的に刊行している「中国モダニズム研究会」、「自伝・回想録を読む会」、「映画の会」などが活動を続け、中国文芸研究会の活動を盛り上げています。

2017年2月記

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【参考文献】
新村徹「新中国文芸論争年表(1)、附記」『野草』創刊号(1970年10月)
「野草漫語」『野草』創刊号(1970年10月)
「文芸研究会ニュース NO-1」(1970年11月21日)
樽本照雄「中国文芸研究会年表(1969〜1985年)」『中国文芸研究会会報』第56号(1986年3月)
「中国文芸研究会年表」『中国文芸研究会会報』第106号(1990年9月4日)
太田進「『野草』の前半生 そして森脇英夫さんのこと」『中国文芸研究会会報第250期記念号』(2002年9月29日)
相浦綾子「草創のころ」『中国文芸研究会会報第250期記念号』(2002年9月29日)
釜谷修「『野草』草創期の想い出断片」『中国文芸研究会会報第250期記念号』(2002年9月29日)


Ⅱ.中国文芸研究会会則
(一)中国文芸研究会は、中国文芸を創造的に研究することを目的とする研究団体です。

(二)会員は、独自の研究方法や立場を尊重し、互いに批判しあいながら、研究の発展をはかります。

(三)会員は、会の運営および会の主催する行事に参加でき、また、機関誌・研究誌へ投稿し、それらの配布を受けることができます。

(四)上記の目的に賛成し、年額5000円の会費を前納することにより、だれでも、会員になることができます。

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Ⅲ.総会について
年に一度、四月例会にて総会が行われ、年度毎の総括が行われます。
総会議案をご覧になりたい方は総会議事録のページへどうぞ。

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